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2009年7月26日 (日)

夏空にセミが鳴く

夏空にセミが鳴く

やっと夏らしくなった。風が強いせいか空が真っ青。朝から盛大にセミが鳴いている。毎年梅雨が明けるとミンミンゼミがいち早く鳴き出し、アブラゼミ、クマゼミと続き、ツクツクホウシが鳴くと秋風が立つ。

セミはヨーロッパではとても珍しい虫だ。南フランスでは海岸沿いの避暑地でお土産用の刺しゅう布の柄や木彫りになっている。セミはイギリスにはいない。緯度が高いせいだろうか。スペインにはいた。スペイン語でシガーラといい子供たちの人気者だ。

以前、誰のエッセイだったか忘れたが、テームズ川のほとりを散歩しているとセミがあちこちで鳴きはじめ、祖国で過ごした少年時代を思い出した、というようなことを書いている人がいたが、それはあり得ないことだ。彼は少年時代のことを書きたかったのだろうし、その導入部分としてテームズのほとりを歩きながらセミの声を聞いたことにしたかったのだと思うが、私たちが常識だと思っていることが勘違いだったりすることがよくあるのだから、気をつけなければならない。ようするに面白く読ませようと、思いつきやアイディアだけで文章を書いてはいけないのだ。やはりどんなことがあっても事実に反することを書いてはいけないと私は思う。

東京はさすがにヒグラシの声は聞こえない。夏の朝は降るようなヒグラシの声で目を覚ましたいと思うけれど、それは贅沢な望みだろう。

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