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2010年2月25日 (木)

フユシャク

冬の夕暮れ、庭を歩いたり、ちょっとした公園を散歩しているとき、足元からはらはらと飛びあがる小さな蛾に気づいたことはないだろうか。私は深く考えることもなく、秋の最後に卵からかえった蛾だと思っていた。地味で力なく薄暗い地面を這うように飛び回る。もっと暖かな季節に生まれてくればよかったのに…今ごろ生まれてきても、命も短く繁殖もできないのだろうと可哀そうに思っていた。
しかし、そうではないということがわかったのだ。今朝のNHKにフユシャク蛾の研究をしている中島秀雄さんが出演していた。説明によると、フユシャク(冬尺)という蛾は冬に活動する蛾。成虫になると餌をいっさい取らない。なぜなら水分は凍結しやすいからだという。何も食べずにひと月活動し、-20度でも生きられるという。メスの羽は退化しているので木にとまったまま飛ばない。オスはメスのフェロモンにひかれて近寄ってくる。天敵の少ない冬を選んで生活する珍しい蛾。そんな蛾がいるなんて、本当に昆虫ってなんて不思議なんだろう。

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