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2010年2月27日 (土)

ヴィクトリアン・レディー 2

ヴィクトリアン・レディーのデザイン物を集め始めて12年以上になる。シドニーで心奪われロンドンで無我夢中になった。最初に見染めたのはシドニーのガラクタ市…小さなテーブルクロスだった。いわゆる「西洋の貴婦人に花園」というかたちはもともと私の好みではないと思っていたが、「顔がない」というところに興味を覚えた。家に帰り、自分の物になった小さな布を広げてみる。何十年も前に手刺しゅうされた麻布の美しさ、その手触り…良い、好きだ、目が離せなくなった、側に置きたい、もっと欲しい、と次々にエスカレートし、この12年間で何百枚というヴィクトリアン・レディーデザインの手刺しゅう布を集めた。
布はほとんどが麻だが、綿もウールも化学繊維もある。色はほとんどが生成りの白だが晒してあるものも染色されているものもある。刺しゅう糸はほとんどがフランス刺しゅう用の糸だが毛糸もリボンも紐も使われる。あまりにもありふれているので、誰にも顧みられることのないデザイン。顧みられることのないまま廃れてしまったデザイン。そこもまた私なりのロマンを感じるところだ。

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