« 沖縄その2・世界遺産 | トップページ | 金色の蜘蛛 »

2010年4月 7日 (水)

沖縄その3・ひめゆりの塔

母はかねがね、戦争のことを考えると沖縄に行くのは辛いといっていた。でも今回はどうしても「ひめゆりの塔」に花をあげたいという。今から65年前、母と同年代の少女(当時15歳から18歳)と教師たち136人が犠牲になった陸軍病院の跡だ。母は今年82歳、紅いハイビスカスの入った小さな花束を献花台に捧げ、長い間手を合わせる小さな背中を見ていたら、戦争に対する新たな憤りがこみ上げてきた。
「ひめゆりの塔」とは、沖縄師範学校女子部の校友会誌『乙姫』と県立第一高女の校友会誌『白百合』を、両校の併置に伴い『姫百合』としたことからそう呼ばれる。薄暗い洞窟のなかで戦死者の埋葬や負傷者の世話などの重労働に明け暮れ、いよいよとなったら勝手に逃げろといわれて逃げまどい…、多くが殺されたり自決したりした。
「旧海軍司令部壕」「沖縄平和祈念堂・平和の礎」にも行った。美しい海に向かい戦没者の名前が彫られた黒い大理石の版が立ち並ぶ「平和の礎」。沖縄戦での戦没者は20万人(日本側は18万8136人、アメリカ側が1万2520人)といわれているが、本当はもっと多くて24万人だということだ。沖縄では4人にひとりが戦争で命を落とした。

|

« 沖縄その2・世界遺産 | トップページ | 金色の蜘蛛 »

旅行」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 沖縄その3・ひめゆりの塔:

« 沖縄その2・世界遺産 | トップページ | 金色の蜘蛛 »