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2010年6月 8日 (火)

いちど会

 久しぶりに「いちど会」に出席する。「いちど会」は谷中庵主人が主催する文筆家や芸術家や学生その他諸々が集まる会。谷中庵主人は大手新聞社の有名記者だ。『わしといたずらキルディーン』が出版されたときに記事を書いてくださったご縁がある。
 いつもながら楽しい話題に花が咲いたが、不思議な話で少し盛り上がった。お隣に座ったK氏の話。亡くなった級友の命日に珍しい黒トンボの群れを見た、仲間の友人もまた別の場所で同じようにその群れを見た、トンボは彼らの学校の校章なのだという。同席していた俳優の沼田曜一さんの奥様もそんな経験があり「あのカエルは沼田でした」などと話していた。私は前の晩につれづれに読んだ村上春樹の短編『偶然の旅人』をとっさに思い出した。短編として心惹かれるほどの作品ではなかったが、あまりにも同じような内容だったのでその「不思議さ」に驚いてしまった。
不思議な偶然が重なると、あたかも目に見えないものの意思によって動かされているのではないかと感じることがある。誰にでもある経験だろうが私にもある。そんなとき、ふっと異次元に身を置いたような、ふわりと空中に浮いたような…不思議な気分になるものだ。

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コメント

いやだいやだ12日迄?終わっちゃったの?何で!そんなイイ展示会のお知らせ前以ってお知らせ下さらなかったの?今日読んだんじゃ行けないし、キルディーン読んで挿絵のファンだったし、見たかったのに!酷いですう。どんなことしても見に行きたかったです。 今度の時はお知らせ下さいね。 それから私の母が亡くなった時の納骨3月のお墓の周りを紋白蝶が飛び回った。私は母が私に姿を変えて傍に来てくれたんだ涙を溜めていつまでも飛ぶ蝶を眺めた記憶が有ります。主人の祖母が新潟で亡くなった時も父の姉の千葉の納骨も紋黄蝶が飛びました。そして私の友達のご主人の納骨の時、お清めの料理やの中庭に大きな白鷺が庭の松に停まりバタバタいつまでもいるのを見付け友人が「あら!家の庭に来てた鷺かしら、じゃ主人だわ」と騒ぎました。それでご主人の俳句遺稿集を、白鷺の詩と名付け出版しました。私は化身を信じます。

投稿: 裕和 | 2010年12月13日 (月) 21時30分

裕和様
いつもコメント有難うございます。そうですね、本当に常識では考えられないような不思議な出来事があるものですね。祖母が100歳で亡くなった時にも、今まで見たことのない真っ白な蝶が2匹飛んできました。祖父が迎えにきたのだとはっきりと感じました。でもこのようなことは日本に昔からままあることらしく、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の随筆『虫の研究』のなかの『蝶』という小品に同じようなことが書かれています。とても美しくて悲しい話です。

投稿: | 2010年12月13日 (月) 21時56分

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