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2012年4月21日 (土)

シドニー・2・キングステーブルランド


写真はブルーマウンテン

 ユウカリの森に覆われたブルーマウンテンはシドニー郊外の景勝地。
 シドニーから日帰りの日本語ツアーに参加した。孫は日本語しか分からないし、現地の観光会社より日本人相手のほうが行き届いているだろうと思い、また、何といってもキングステーブルに行くと銘打っているのはこれだけだったからだ。
 キングステーブルはブルーマウンテンの奥深くにある。巨大な砂岩の上にアボリジニの描いた不思議な亀甲模様が連なり神秘的ともいえる眺望が広がっている。神がいて地上に降りてくるとしたらこんなところではないかと思うほど魅惑的な場所だ。
 シティーから国道4号線に乗り、ブルーマウンテンを目指す。
 黄色い野性のマーガレットが道の辺にたくさん揺れているのを見ながら…自家発電機を持っていたカリントン・ホテル(当時は廃屋のようになっていた)やヨーロッパの鉱泉ブームで波に乗ったハイドロ・マジェスティック・ホテル、グローウォーム(土ボタル)がいた鉱山鉄道の廃線トンネル、それに蒸気機関車も走っていた、など、大好きだったブルーマウンテンのそれぞれの場所が思い出された。
 ツアーはまずスリー・シスターズへ。そこからロープウエイに乗って上まで行き、トロッコ電車に乗って急勾配を下り、レインフォレストを歩き、またロープウエイに乗って戻る。しかしながら、日本語ツアーといっても何ひとつ説明がない。歴史も伝説もひとつも披露されない。これなら英語の現地ツアーで充分だったなどと思いながら、でも、キングステーブルが…と気を取り直し、期待して小型バスに揺られていく。
 ところが、ここだといって降ろされたところは、フラットロック(flat rock)という場所。
 私の知っているキングステーブルはアボリジニの聖地で、いつ行っても人っ子ひとりいなかったが、この混雑ぶりは何だろう。日本語ツアーのガイドは相変わらず何も説明しないので、ほかの団体をひきいていたガイドに、以前キングステーブルにはアボリジニが彫ったものがあったけれど、というと、彫ったものならそこらにたくさんあるじゃない、という返事。それはそうだ、おびただしい数の観光客の落書きが岩盤の上を覆っている。
 それにしてもあまりにもひどい。ブルーマウンテンが世界遺産に登録されるとかされたとかで、こんなにひどいことになってしまったのだろうか…。
 ここもキングステーブルの一部だということだったが、私が孫に見せたかった場所とは全然違っていた。
 せめて孫がトロッコ電車を喜んだことだけが救いになった。

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