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2012年12月27日 (木)

ポルトガル・コインブラの大皿

 今年もクリスマスにターキーを焼いた。
 焼いたターキーを乗せるのはこのお皿と決めている。30年近く前、スペインに住んでいたころ、ポルトガルのコインブラで買ったものだ。
 15世紀から17世紀にかけて、大航海時代と呼ばれる礎を築いたのは海洋国ポルトガルだった。植民地や貿易相手国を求めて世界の海に乗り出したポルトガル人が、遠く東洋から大量に持ち帰ったものに陶器があった。コインブラの陶器は日本の伊万里焼の影響を強く受けているので、和風の趣がある。裏には『73・ARCER・Coimbra・M:in:Portugal・Handpainted・Paulo』とある。
 コインブラは大学の町だが陶器の町でもある。郊外には多くの工房があり、粗雑な作りの物から丁寧に上薬をかけた物までさまざまで値段もそれなりだ。
 30歳代半ば、コインブラのお皿が気に入って随分買い集めたが、その中でもこのお皿が一番好きだった。直径40センチ以上あるが(これより大きなものは納戸にいれたまま何年も使っていない)優しい角の取れた八角形だ。  私は若い頃からなぜか「八角形」が大好きだった。朝鮮半島から飛鳥にもたらされた八葉蓮華文の丸瓦に魅せられ、八角形のシェリー、クイーン・アンのカップに強く惹かれた。このお皿もそんな物のひとつだった。
 今年も使い終わった後、綺麗に洗っていつもの場所にしまった。1年に1回しか使わないけれど、私にとって大切なお皿の一枚だ。

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コメント

なっち~さん
明けましておめでとうございます。

昨年はスマートホンの普及でシリコンバレーは忙しく、1年があっというまに過ぎてしまいました。今年も半導体業界の色々な動きがありそうですが不況よりましです。。
 お会いしたいと思っておりますが、飛行機代が2~3倍になり日本へ行くのがますます遠くなっています・・
 日本も寒そうですので体調にはくれぐれもお気をつけください。

投稿: アメリカ通信 | 2013年1月10日 (木) 04時28分

アメリカ通信さま

明けましておめでとうございます。

日本は、年が明けてますます寒くなってまいりました。
今年は私も、今まで連載したものなど、何かひとつは纏めたいと思っております。
また、アメリカに(せめてハワイに)行ってみたいと思いながら、なかなか出かけるチャンスがありません。

お仕事お忙しそうですが、どうぞくれぐれもお身体ご自愛ください。
(お母さまからカードをいただきました。手術をされて大変でしたね。またメールを差し上げようと思っております)
      

投稿: | 2013年1月10日 (木) 08時50分

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