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2013年7月 2日 (火)

『貴婦人と一角獣展』

 国立新美術館で『貴婦人と一角獣展』をみる。1500年ごろにフランスで作られた6枚のタピスリー。それぞれ高貴な女性と一角獣、金色のライオンが描かれている。『触覚』『味覚』『嗅覚』『聴覚』『視覚』という仮題をつけられたものと、最後の一枚『我が唯一の望み』(タピスリーのなかに示された言葉)。
このタピスリーを作らせたのは、織りこまれた紋章からリヨン出身の貴族ル・ヴィストだといわれている。その後、長いあいだ忘れ去られていたが、1800年代半ばに、ジョルジュ・サンドやプロスペル・メリメによって脚光を浴びることになった。私の趣味からいえば「一角獣」にはあまり興味がない。熱狂的に好きな人もいるが、その気持ちはちょっとわからない。
 けれども、このタピスリーはぜひとも見たいと思っていた。25年前にマドリッドに住んでいたころ、ロンドンに駐在していた叔父の家に遊びに行ったときにその存在を知った。叔父の家で出されたランチョンマットの絵柄だったのだ。ひと目見てとても素敵だと思い、同じものを買って帰った。赤い地の色が何ともいえず美しくて、マドリッドにはないセンスだと思った。私はその後けっこう長いあいだ、イギリスのものだと思い込んでいたが、ある時フランスで作られたことが分かって、我ながら勉強不足を嘆いた記憶がある。
会場は、比較的空いていたのでゆっくり鑑賞できた。

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