« ナナフシ | トップページ | 金魚 その3 »

2013年8月24日 (土)

『深海』

 6歳の孫を連れて上野の科学博物館に特別展『深海』を見に行く。孫が一番興味を示したのはチムニーと呼ばれる海底の噴火口。どうして海がお湯にならないのか、という質問がきた。海は広いからである、でも海底火山の近くは暖かいので、生命の源が発生したり、暖かい海にしか住めない珍しい生き物が住んでいるのだ、と答える。思ったより混んでいなかったが、佇んでじっくり見るというわけにはいかなかった。
 特別展を出ると、フーコーの振り子が目に入った。むかし、子どものころに何度も見たものが、出口付近の同じ場所にあって懐かしかった。そういえば、ここにはハチ公の剥製なども展示されていたが、今もあるのだろうか。
 だいたい剥製とか標本などというものはもう古いのかもしれない。研究材料としては貴重だろうが、見て楽しむという時代は過ぎたのではないだろうか。孫も「生きているものはないんだね」と少し期待外れのようだった。まぁ、ダイオウイカが生きたまま水槽のなかで泳いでいるとは想像しなかっただろうが、深海の生物すべてが色彩のないアルコール漬けの標本だったので、ピンとこなかったのかもしれない。

|

« ナナフシ | トップページ | 金魚 その3 »

展覧会」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『深海』:

« ナナフシ | トップページ | 金魚 その3 »