« 2017年1月 | トップページ | 2017年3月 »

2017年2月

2017年2月25日 (土)

恩師の訃報

DSCN0005

 

高校時代の恩師の訃報が届いた。昨年の7月、同窓会でお会いした時はとてもお元気で、「来年また会いましょう!」と手を振り、奥さまに付き添われて電動車いすで帰っていかれた。先生は先月末に、昼食後、椅子にもたれたまま眠るように亡くなったという、84歳だった。私は、2学年、3学年と先生の担任だったので印象が深く、何だか、時代の幕がひとつ下りたような感じがして寂しい。

先生は教育大出身の英語教師。大学ではボート部で活躍されていたので、よく黒板にボートの絵を描いてレースの話をしてくださった。高校時代の私はご多分に洩れず神経症気味だったので、遅刻ばかりしていた。校門を入って昇降口まで校舎に添って校庭をぐるりと歩かなければならず、私がチンタラ歩いていると、2階の教室の窓から先生が顔を出されて大きな声で私の名を呼び、「走れ!」といわれるので、私は仕方なくトコトコ走ったりしたものだ。校舎は戦前に建てられたどっしりとした美しい建物(バロック風とでもいうのだろうか)だったが、今は建て直されてしまい、面影はない。

先生は正義感にあふれた爽やかな青年教師だった。先生もミスター・チップスのように、永遠の眠りにつくときにひとりひとりの生徒の顔を思い出してくださったに違いない、などと思うのだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2017年1月 | トップページ | 2017年3月 »