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2018年8月 2日 (木)

「大田平和のつどい」日吉地下壕見学会

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旧帝国海軍司令部跡

 

「大田平和のつどい」日吉地下壕見学会に参加した。慶応大学の敷地内にある、旧帝国海軍の連合艦隊司令部の跡だ。2000年頃、慶応大学が地下壕を整備してから、見学できるようになったという。「日吉台地下壕保存の会」の方たちが、説明してくれた。戦争末期の1年間、ここから司令が出され、それらは忠実に遂行された。最後の1年で、兵士は言うまでもなく空襲や原爆で200万人もの日本人が命を落とした。広島で14万人、東京下町で10万人、沖縄で9万4千人、長崎で7万3千人……若い人たち、子どもや老人、女性も犠牲になった。もちろん日本ばかりではない。世界中で人が殺された。人間の本質とは何と愚かで邪悪なものなのだろう。外の気温と20度の差がある地下壕は、真っ暗で静まりかえり小さな灯りに透かして見れば、うっすらと霧がたちこめている。説明を聞き、懐中電灯で資料を読んでいるうちに、言いようのない悲しみに襲われた。
24年ほど前、市ヶ谷の旧陸軍士官学校(当時は陸上自衛隊)の建物が解体されると聞いて、地下壕の見学を申し込んだことがある。建物は三島由紀夫がバルコニーで演説し、その後、割腹自殺したことでも有名だった。建物は現在、記念館として残されているようだが、地下壕はもう見ることはできない。地下壕はとても保存状態が良く、大きな電気釜の跡が残っていたのが印象的だった。戦争中に電気釜でご飯を炊いていたなんて…地下だから薪を使うわけにもいかなかったのだろうが…。平成6年(1994年)秋、建物は解体された。
8月には戦争遺跡をひとつは見るべきだ思っている。なかなか機会がないのだが、今年は見ることができた。

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コメント

広島のドームで涙した事を思い出した
再び 昨年ドームを訪れた時は ほぼ 外国人
日本の若者は見当たらなかった
もっと 日本の若者にも 傷跡を見て考えて欲しいものですね

投稿: | 2018年8月 3日 (金) 07時34分

今、広島は外国人が多いのですね。広島、長崎を訪ねた時、本当に心が痛みました。そして、鹿児島鹿屋の特攻隊基地の記念館も……。

投稿: | 2018年8月 3日 (金) 20時57分

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