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2018年9月25日 (火)

『嵐が丘』をもういちど

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『嵐が丘』をもういちど~イギリス文学を面白く再読する~と題してささやかな講演をした。入り口のところで年配の女性に声をかけられた。私も青山学院の卒業生です。今年80歳なんですよ。長年、図書館に勤務していましたが『チップス先生の贈り物』を図書館にいれた時のことをよく覚えています。ちらしで講演のことを読んで、今日をずっと心待ちにしていました……と。私を「先生」と呼んでくださる大先輩に、私は心底恐縮した。
講演はブロンテ姉妹の生い立ちや時代背景、そしてシャーロットの『ジェーン・エア』、エミリーの『嵐が丘』、アンの『アグネス・グレイ』などの作品に関することが中心だったが、他に、私が子どもの頃に感銘を受けた『緑の館』やディケンズの小説、それに3人のノーベル文学賞作家の作品、バーナード・ショーの『ピグマリオン』、エリオットの『キャッツ』、カズオ・イシグロの『日の名残り』を(この3人はそれぞれアイルランド、アメリカ、日本で生まれている)、そして最後に『ヘンリ・ライクロフトの私記』を取り上げた。ひとつひとつの作品について、話したいことがたくさんありすぎて、頭のなかがごちゃごちゃになりそうだったが、やっとそれらを1時間ほどの内容にまとめた。久しぶりに私自身もイギリス小説を再読して、またまた新たな感動を得た。

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