童謡

2010年1月14日 (木)

やぎさんゆうびん

以前、よく一緒にバレエやお芝居を見にいったYさんとKさんと久しぶりに会った。そのうちのひとり、Kさんとお正月にメールを交わした。添付で年賀状が来たのだが本文が文字化けしていて読めなかったので、そのことを書いて送ると私のPCメールが文字化けして読めなかったと携帯メールに返事が来た。まるで「白やぎさんと黒やぎさんね」といって笑った。
「白やぎさんと黒やぎさん」は、戦前にまどみちおが作詞した『やぎさんゆうびん』という童謡だ。
「白やぎさんからお手紙着いた 黒やぎさんたら読まずに食べた
仕方がないのでお手紙書いた さっきの手紙のご用事なあに」
2番の歌詞は黒やぎさんが書いた手紙を白やぎさんが食べてしまい、何のご用事でしたかと聞く手紙を出す。その繰り返しだ。
手紙を出してもなかなか心が伝わらないもどかしさ、同じやぎでも黒と白という色の違うやぎの心の交流の難しさを婉曲にとても上手にいい表している。マザー・グースのように一見楽しいが意味深長で、少し悲しくて怖い。因みに作曲は團伊玖磨。

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2008年11月20日 (木)

どんぐりころころ

2歳になった孫が「どんぐりころころ」を歌いながら踊っている。

 [どんぐりころころどんぶりこ、お池にはまってさぁたいへん

 どじょうが出てきてこんにちは、坊ちゃん一緒にあそびましょう]

 [どんぐりころころ喜んで、しばらく一緒に遊んだが

 やっぱりお山が恋しいと、泣いてはどじょうを困らせた]

何度も聞いているうちに、何だかどんぐりがかわいそうになってきた。池に落ちたどんぐりは山に帰りたいと泣いているのだが、どじょうはどうすることもできない。どんぐりは水の中で芽を出すこともできずに腐ってしまうのだろうか、それともどんぐりって水に浮くんだったかしら、かといって池の水は流れないわけだから岸にたどり着くこともないだろう、どじょうだってあんまり泣きつかれたら愛想をつかしてしまうだろうし…結局どんぐりはひとりぼっちで水底で泣きながら朽ちていくしかないのだ…。

というわけで、「かわいそうね」とSちゃん(息子の妻)にいえば、彼女も「本当ですね」と浮かない顔。なぜか私は気になりだすとずっと気にかかってしまうたちで、ネットで調べてみようと思い立つ。そして…同じようにかわいそうだと感じる人がいて、こんな3番の歌詞があることを知った。

 [どんぐりころころ泣いてたら、なかよしこりすがとんできて

 落ち葉にくるんでおんぶして、いそいでお山につれてった(岩河三郎作詞)]

作詞者、青木存義(ながよし)18761935(東京音楽学校の教授、文部省勤務などの経歴を持つ作詞家)が通った、宮城県の小学校でしか歌われていないそうだ。

 因みに、こんなのもある。

 [どんぐりころころないてたら、やさしいハトさん飛んできて

 山までおくってくれました、どんぐりお礼をいいました]

 [どんぐりころころ母さんが、夕焼け小焼けの池のふち

 泣いてる坊やをだっこして、どじょうにお礼をいいました]

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